今回紹介するのは、2022年11月30日初版第一刷が小学館より発行された柚月裕子さんの『教誨』を紹介いたします。
全国の書店員さんも放心状態だったというこの作品、どんな物語だったのでしょうか?
それではネタバレしないように紹介していきますので、最後までご覧ください。
こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログ運営しています。
・『教誨』この意味を知ることができます。
・『教誨』本書の読みどころを知ることが出来ます。
・『教誨』本書を購入するかどうかの判断材料になります。
・『教誨』で出会う言葉や未知な漢字を一部知ることができます。
『教誨』が気になるかたは、こちらからどうぞ。
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本書で出会った結果をお伝えします
『教誨』というタイトル名ですが、この言葉はじめて聞いたときにはてなマーク???でいっぱいでした。
教誨ってどういう意味なのか?
教誨・・・1.教えさとすこと。2.刑務所・少年院などで、収容者に対して徳性の育成を目的として教育すること。
goo国語辞書より引用
この意味を知り、本のストーリーを思い浮かべましたが、ちょっと見当もつかなかったです。
想像もつかなかった『教誨』、まずは読んでみた感想をお話します。
『教誨』読んでみた感想
読んでみた感想ですが、本書のなかで読み進めていくとある言葉の意味は、何だったのか?という疑問が出てきます。
その意味を手探りしていくのですが、答えがわかった瞬間に自分が想像していた答えとはまったく違う結果にあまりスッキリしない感じでした。
もっと重大な事を自分のなかに隠して最後まで守り通すという使命感をその言葉に感じていたのですが、そこは期待はずれでした。
そして、物語の目線がある女性と死刑囚の女性の目線で進んでいきますが、被害者目線でみたときを考えるとだいぶ違った物語になるな~と思います。
いろいろな状況や環境があったにせよ、犯した罪は罪という事には納得しましたが、最後はやはりスッキリしない想いでした。
それでも『教誨』を紹介するのは、ある女性が死刑囚の女性の最後の言葉の意味を知るまでの過程が見どころだと感じたからです。
そこで『教誨』をおススメしたい人は、どんな方か?
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『教誨』おススメな人
おススメな人はこちらです。
・『教誨』というタイトル名にはてなマークが浮かんだかた。
・死刑囚の女性が残した最後の言葉、その意味を知りたいと思ったかた。
・柚月裕子さんの作品がすきなかた。
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では本書のあらすじを少し紹介します。
ネタバレにならないように表現しますがそれでも知りたくない方は、この見出しを飛ばして下さい。
『教誨』あらすじ
ある女性とその母親のもとに東京拘置所の職員から電話がありました。
その内容は、遠縁で死刑囚の女性が刑の執行がされ、遺体か遺骨と遺品の身元受取人となっているので引き取りにきてほしいというものでした。
突然のことで女性の母は、断ろうとしたものの思いとどまり、不安ながら引き受ける事にしたのです。
母は持病を持っているため東京拘置所に遺骨を引き取りに来たのは、ある女性だけでした。
拘置所の応接室で職員に死刑囚の女性の最後や言葉はないか尋ねてみたのです。
すると、最後にある言葉を残したのでした。
その残した言葉の意味を拘置所の職員に尋ねても明確な答えはでてきませんでした。
女性はこの言葉の意味を解き明かす事や遺骨、遺品について行動するのですが、同時に死刑囚の女性がどういう過去をすごし、犯罪の手を染めたのかが徐々に知る事になるのです。
あらすじは、ここまでにします。
『教誨』本書の中でであった言葉や漢字
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で14の言葉や漢字でした。
そのうちの3つを紹介します。
咎人(とがにん)・・・罪を犯した人。罪人。
goo国語辞書より引用
鐘楼(しょうろう)・・・寺院の境内にある、梵鐘 (ぼんしょう) をつるす建造物。かねつき堂。しゅろう。
goo国語辞書より引用
寂寞(せきばく)・・・1.ひっそりとして寂しいさま。じゃくまく。2.心が満たされずにもの寂しいさま。
goo国語辞書より引用
以上、3言葉を紹介しました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、紹介することで私たちの為にもなりますので、今後も変わらず伝えていこうと思います。
まとめ
最後になりますが、本書の『教誨』の読みどころを個人的に二つ言います。
一つは冒頭の感想で触れましたが、死刑囚の女性が最後に残した言葉の意味を遠縁の母の娘である女性がひも解く所です。
なぜある女性がそこまでして最後の言葉の意味を知りたいのか?それを知った時にどうするのか?
これが読みどころの一つです。
二つ目については、ネタバレになるので詳しくは言えないですが、死刑囚ということで罪を犯したことになります。
その罪をなぜ起こしてしまったのか?ということです。
起こしてしまうほどの何かがあったのか?それとも、別の理由なのか?
それは読んでみないとわかりません。
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本書を読んでみたい方は、こちら。
以上になります、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
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