今回は、KADOKAWA出版社から外山 薫さん『息が詰まるようなこの場所で』を紹介しようと思います。
あこがれのタワーマンションで暮らす家族が息もつまるような日常のなかで繰り広げる物語なので、いままでに出会った事のない小説でした。
わたしたちとは違う暮らしかたや環境に圧倒されながら読んでしまったことを含めお伝えしますので、最後までご覧ください。
こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログ運営しています。
・『息が詰まるようなこの場所で』読みどころを知ることができます。
・この記事の感想やあらすじを参考にしてもらい、本書を購入する判断材料として活用できます。
・『息が詰まるようなこの場所で』で出会う言葉や未知な漢字を一部知ることができます。
・タワーマンションのメリット・デメリットを知ることができます。
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気になるかたは、こちらからどうぞ。
本書で出会った結果をお伝えします
『息が詰まるようなこの場所で』というタイトル名から想像してしまうのは、人間関係があまりうまくいっていない状況で無理して居場所を作っているのかなと想像してました。
実際に読んでみて想像していた部分に遠からず近いような感じでしたが、意外な状況や心境があったのです。
それでは読んでみた感想です。
『息が詰まるようなこの場所で』読んでみた感想
読んでみた感想ですが、タワーマンションに住んでいる人たちの生活環境や子どもたちの教育などがそれぞれ違った目線で描かれていました。
同じマンションに住んでいながら優位にたちたいという醜い欲望が読んでいて寒気がしました。
さらにその犠牲に一部が子どもたちにも及んでいるということに自分自身考えさせられた部分でもあります。
そんな所もありますが、めくるページが止まらないほど熱中し、おもしろい物語だったと思います。
おもしろいだけでなく、こんな手の込んだことまであるんだという驚きのものがありました。
それは何なのかは言えませんが、わたし自身それを気づいたのも読み終わって3週間後にたまたま気づきました。
そんなあなたも良く読んでみれば必ず気づくはずです。
次はおススメしたい人です。
『息が詰まるようなこの場所で』おススメな人
おススメな人はこちらです。
・タワーマンションに憧れを持っているあなた。
・ちょっと変わった物語をお探しのあなた。
・タワーマンションの上層階の人と下層階の人の内部事情を知りたいあなた。
当てはまるかたは、こちらからどうぞ。
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では本書のあらすじを少し紹介します。
ネタバレにならないように表現しますがそれでも知りたくない方は、この見出しを飛ばして下さい。
『息が詰まるようなこの場所で』あらすじ
物語の舞台は都内にあるタワーマンションに住んでいる家族たちの物語です。
お話はプロローグからはじまり1章から4章までそれぞれ主人公がかわり違った目線で展開されていきます。
エピローグでは1章から4章まで主人公ではなかった人物が語り始めます。
プロローグから1章までの主人公は、憧れのタワーマンションに住んでいる住人の一人です。
この1章の主人公は、ある住人が気にかかってしかたありません。
そして、突然ふりかかる出来事に主人公はおどろきを見せます。
さらにある住人にも突然あらわれた人物が気にかかってしかたないのです。
果たしてこの主人公たちのいきつく先は、どうなるのでしょうか?
気になるあなたは、本書をご覧ください。
あらすじは、ここまでにします。
友人から聞いたタワーマンションに住むメリット・デメリット
不動産関連の仕事をしている友人Bさんにタワーマンションに住むメリット・デメリットを聞いてみました。
あくまで個人的な意見ですので、参考までにお願いします。
メリット
・高層階になるほど虫がいない
・高層階になるほど景色がよい
・セキュリティーが万全
・コンシェルジュサービスが充実している
・資産価値が高い
高層階ほど景色が良いことや虫がいないことは、いいですね。
セキュリティーも良く、いろんな施設が充実しているのも魅力、ではデメリットはどうでしょう?
デメリット
・朝の通勤時にエレベーターが混むため、時間をその分はやく出なければならない。
・洗濯物や布団が干せない。
・タワーマンション内でいろいろ完結できるため、外に出歩くことが少なくなった。
・管理費が高い。
・荷物の受取りが面倒。
・地震の揺れが長い時間揺れている。
すべてがこれに当てはまるわけではないので、あくまで参考程度にお願いします
本書の中で出会った言葉や漢字
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で9の言葉や漢字でした。
そのうちの3つを紹介します。
一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)・・・1.こまかな一つ一つの動作や行動。2.ちょっとした努力。わずかな骨折り。
goo国語辞書より引用
惨憺(さんたん)・・・1⃣いたましいこと。なげかわしいこと。2⃣①いたましくて見るに忍びないさま。見るも無残なさま。②心をくだき思い悩むさま。③薄暗くて気味が悪いさま。
goo国語辞書より引用
獅子奮迅(ししふんじん)・・・獅子が奮い立って、猛進するような激しい勢い。また、そのような猛烈な勢いで活動すること
goo国語辞書より引用
以上、3言葉を紹介しました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、紹介することで私たちの為にもなりますので、今後も変わらず伝えていこうと思います。
まとめ
最後になりますが『息が詰まるようなこの場所で』の読みどころは、どこなのか?
やはり他の小説では出会ったことのないカラクリがこの本にはあるところです。
その部分を読まない事には、『息が詰まるようなこの場所で』を読み終えた事にはならないでしょう。
すべてを読み終える事を願っています。
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本書を読んでみたい方は、こちら。
以上になります、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
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コメント
こんばんは。
自分も『息が詰まるようなこの場所で』読みましたよ。
面白かったです。
タワマンの高層階と低層階に住む人それぞれの焦燥と葛藤が印象的でした。
そのうえリアリティがあると思いましたよ。
神崎さん、コメントありがとうございます。
確かに現実的で外見ではわからない内部事情もあるのだな~と思いました。