こんにちは、ゆみるもです。
夫婦二人三脚でブログを運営しています。
今回のテーマは『マリア・ビートル』著者 伊坂 幸太郎さん 出版社 角川文庫 を読んだ結果です。
本作は、『殺し屋』のシリーズ化されている中の第2弾になります。
このシリーズは、第3弾まで販売されています。それぞれ主人公は、違いますけどね。
書評
本作は、殺し屋シリーズの第二弾となります。
前作の『グラスホッパー』に引き続き、殺し屋たちが多数でてきます。
しかも本書は、600ページ近くある長編小説となっています。
そして、舞台はそこでやってしまうのか?というリアクションを取ってしまいます。
また、読んでいる途中に何回もやるせない怒りがこみ上げてしまいます。
こんなに腹立たしい作品は、初めてでした。
しかしながら、やはりそのままでは終わらないのが伊坂ワールドです。
なんとこの作品は、ブラット・ピット主演でハリウッド映画化する注目作『Bullet Train(原題)』として全米公開日2022年4月8日に決定したと、米ソニー・ピクチャーズが発表しました。
ハリウッド映画ですよ!!!全米ですよ!!!
どんな映画になるのか、楽しみですね。
では、ほんの少しですが本書に触れてみましょう。
できる限りぼかしながら表現しますが、内容を知りたくない方は、この見出しを飛ばしてください。
舞台は、新幹線の車両内
要約
東北新幹線の東京~盛岡間、この車両内で繰り広げられるいくつかの物語があります。
ある車両内では、中年の男と中学生らしき男の子、訳ありの二人。
またある車両内では、気弱な優男。
また別の車両内には、長身の二人とある裏社会の大物の息子。
この異様なまでの男たちが繰り広げられる惨劇を起こす出来事が発生します。
また彼ら以外にも登場してくる謎の人物たち、終点の盛岡までになにが起こるか?
そして、行き着く先には?
本書で出会った言葉
本書で出会った言葉というのは、知らない言葉や読めない、わからない漢字などを調べてノートにまとめています。
今回本書で出会った言葉は、全部で22言葉ありました。
その中でいくつか紹介いたします。
渺茫(びょうぼう)・・・遠くはるかなさま。広く果てしないさま。
goo国語辞書より引用
生殺与奪(せいさつよだつ)・・・生かすも殺すも、与えることも奪うことも自分の思うままになる。
goo国語辞書より引用
蓋然性(がいぜんせい)・・・ある事柄が起こる確実性やある事柄が真実として認められる確実性の度合い。
goo国語辞書より引用
以上こちらの3言葉を紹介します。
特に渺茫という言葉は、初めて知った言葉でした。
知らないと不安になりますが、知ると安心しますよね?
今後もどんどん紹介いたしますね。
まとめ
書評
やはり、殺し屋シリーズ第2弾も面白い、いや面白すぎます。
600ページ近い長編でしたが、2日間で読み続けました。
ご飯の支度を忘れるほど集中して読み続けられる本でした。
もはや先が気になりすぎて、手が止まりませんでした。
ただ読んでいく中で、実在した事件を思い出してしまった事、本書で書かれていたことが実際に今の世の中で、起こりえる事なのだと認識させられた物語でもありました。
しかしながら、伊坂幸太郎さんはモヤモヤ気分で終わらせない、最後はすっきりさせてくれる。
そう勝手にわたし自身、思っています。
是非とも本書をお手に取っていただければと思います。
本書を一言で表すと
非道の中にも正義が垣間見えた物語
喜怒哀楽が入り混じった本書でもありますね。
まあ~そうだったね~
こんな人におすすめ
- 伊坂幸太郎さんの作品をまだ読んでいない方
- 伊坂幸太郎さんの作品を好きな方
- 長編小説を集中して読めない方
- 最後にすっきりした物語を読みたい方
お忙しいところ、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後とも”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント