こんにちは、ゆみるもです。
夫婦二人三脚でブログを運営しています。
今回のテーマは『AX』 著者 伊坂 幸太郎さん 出版社 角川文庫 を読んだ結果です。

伊坂幸太郎さんの作品を読むのは、お互いにこれが初めてだったね。

そうだね、読みだしたら止まらない面白さだったね。

書評

伊坂幸太郎さんの作品を最初に読んだのが、本書の『AX』でした。
本屋さんで何気なく表紙を見たときに『あ、面白そう』と感じ、そのままレジで精算していました。
読みだしたら止まらなくなり、次は、どうなるのか?と気がかりで休む間も無くのめりこんでしまう、面白さがあり、また登場人物の陰険さに怒りが止まらなくなったりします。
それだけでなく、悲しい出来事が起きたり、胸の中のモヤモヤがすっきりする出来事があったりと、それぞれの章で喜怒哀楽の感情が入り乱れて読者を楽しませてくれる、そんな感じの本書となっています。
では、どんな内容なのかを少しだけ紹介いたします。
まだ読んでない方もいらっしゃると思うので、できるだけネタバレしない程度の表現でお伝えしますが、それも知りたくない方は、この見出しを飛ばしてください。
どこにでもいる会社員

要約
主人公は普通の中年サラリーマン、文房具メーカーの営業で働いています。
妻と息子の3人家族で暮らしています。
家に帰ると、まずやるべき事、それは妻の機嫌が良いか、悪いかの判断です。
そこで言動を注意しながら、妻の行動を見張るのです。
決して仲が悪いというわけでは、ありません。単に恐妻家なのです。
大学ノートに妻の扱い方マニュアルを作るほど、そして、胃を痛めるほど妻と息子を愛しています。
これが彼の日常ですが、妻と息子が知らない顔があります。
それが非日常に姿を現す顔、彼は一流の殺し屋なのです。
あとの続きは、本書をお読みになって頂ければと思います。
本書で出会った言葉
本書を読んで出会った言葉、つまり、知らない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートにまとめています。
その中でいくつか紹介いたします。
ちなみに今回は、37言葉や漢字が理解できなかったです。
贔屓(ひいき)・・・気に入った人を特に引き立てること。後援すること。引き立てる人
goo 国語辞書より引用
鋏 (はさみ)・・・物を2枚の刃で挟んで切る道具。切符などに穴をあけたり、切り込みをいれたりする道具。
goo国語辞書より引用
軋轢 (あつれき)・・・仲が悪くなること。
goo国語辞書より引用
今回はこの3つを紹介いたしました。
3つの言葉は、ご存じの方もいらっしゃると思います。
この言葉に出会って良かった事を一つ言いますと、テレビで放映されている『〇大王 クイズ番組』を家族で視聴している時でした。
こちらの番組は、名前の通りクイズ番組です。
たまたま見ていた時に出題された問題が、贔屓の問題と鋏の問題が出題されました。
そして、その答えを出演者よりも早く回答できた人物が家族内にいました。
本書と出会えたことでこういう形で役に立つ事もあるのだなと感謝してます。

私が答える事がができました!

すごい、すごい。

まとめ

書評
冒頭にも書きましたが、伊坂幸太郎さんの作品を初めて読んだのが本書でした。
そして、読んでいくことにつれて気づいた点がありました。
あれ?これってシリーズ化なのかな?と調べたらシリーズ化の第三弾でした。
え、第三弾なの・・・まあ、それでも面白いし、本書から読んでも全然もんだいありません。
殺し屋だから毎回、毎回殺し合うのだろうと思いきや、人間性あふれるシーンやどこの家庭でもあるような夫婦喧嘩の脇で無関心の素振りを見せる息子のシーンなど、温かみさえ感じました。
また悲劇から喜劇に変わるどんでん返しのシーンは、これが伊坂幸太郎さんが描く小説なのだと、ますます彼の小説を読んでいきたいと感じました。
本書を一言で言うと
最強の殺し屋が恐れる妻のトリセツ
こんな人におすすめ
- 伊坂 幸太郎さんを全く知らず、ちょっと読んでみようかなと思った方
- 伊坂 幸太郎さん 殺し屋シリーズ第2弾まで読んだ方
- 最近、夫婦喧嘩が絶えない夫婦の方
- 妻の取り扱いを知りたい方



お忙しところ、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今後とも”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。

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