こんにちは、ゆみるもです。
夫婦二人三脚でブログを運営しています。
今回のテーマは『ツナグ 想い人の心得』 著者 辻村 深月さん 出版社 新潮社 を読んだ結果です。
こちらの作品は、『ツナグ』辻村深月さんの続編になります。
この続編も良かったな~
書評
前作『ツナグ』から7年の歳月が経過した主人公の成長した姿が描かれています。
前作を読んでいない方は、初めは疑問に思う方もいると思いますが、それでもこの本書は面白く悲しく、心に残る本だと思います。
できれば前作を読んだあとに本書を読まれた方が、より一層に主人公の成長を楽しめ、本書に登場してくる人物との関わりが理解できると思います。
なかなか本を読んで泣けてくる事なんてありませんでしたが、前作の『ツナグ』に引き続き、こちらの本書も感激して泣けてしまう物語でした。
では、ほんの少しですが、本書の内容に触れてみます。
まだ本書を読んでいない方や内容を知りたくない方は、この見出しを飛ばしてください。
あれから7年、成長した姿
要約
生者と死者を一度だけ引き合わすことができる、その仲介人こそが使者つまり『ツナグ』。
主人公は、社会人で働きながらも『ツナグ』としての使命をまっとうし、日々を生活していました。
そんな中でいろいろな依頼人からの願いをかなえながら、自分自身のどうあるべきかを考え、前に一歩進むための出来事が起こり、前作とはまた違う主人公の人柄が表現されています。
そして、今日も依頼人の願いや想いを届けるために『ツナグ』の使命を続けます。
本書で出会った言葉
本書で出会った言葉や漢字を紹介いたします。
出会ったというよりは、意味がわからない言葉や読みがわからない漢字などを含みまして、出会ったという事にしてます。
今回も56言葉、漢字もありました。
顰める (しかめる)・・・痛みや不快のために、まゆのあたりにしわを寄せる
goo国語辞書より引用
静謐 (せいひつ)・・・静かで落ち着いていること、世の中が穏やかに治まっていること
goo国語辞書より引用
矍鑠 (かくしゃく)・・・年をとっても丈夫で元気のいいさま
goo国語辞書より引用
今回もいろいろな言葉に出会うことができたんだな~
そうだね、本書に出会わなければ、知らずに過ごしていたかもね。
まとめ
書評
最初の章を読みすすめていくと、前作を読んだ方も思うかもしれません、あれ?これって『ツナグ』の続編だよね?
ストーリー変えたのかな?そして、次の章に読み進めると理解できます、これが辻村 深月さんの描き方なのかと。
私は、辻村さんの作品はこんかいで2作目となりますが、驚愕という言葉を使うのならこの事か、と思いました。
そして、終盤が近づきはじめた付近から、感激という涙が止まらないのと次作を思わせる雰囲気がありました。
まあ何年後になるかは、わかりませんが、おおいに期待して待ってます。
主人公の成長と性格の良さ、そして相手を想う優しさが本書から伝わりました。
こんな人におすすめ
- 辻村深月さんの作品をまだ読まれてない方
- 辻村ワールドを読んで、まだ本書を読まれてない方
- 『ツナグ』を読んだ方は是非とも、読んでいただきたい
映画版もよろしければ、お願いいたします。
長い時間、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今後とも”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
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