こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログを運営しております。
今回のテーマは、辻村 深月さん 出版社 講談社文庫『冷たい校舎の時は止まる(上下)』本書に出会った結果です。
これが辻村深月さんのデビュー作品とは知らずに読み終えてしばらくして知りました。
そして、上下巻でなんと1000ページ以上もある長編となっていますので、読み応えがあります。
本当に長編だったよね~
でも展開が気になるからすぐに読み終えたけどね~
『冷たい校舎の時は止まる』本書に出会った結果とは?
『冷たい校舎の時は止まる』おススメなかた
・人間関係でお悩みの中学生や高校生のかた。
・謎解きやミステリー作品をお探しのかた。
・年頃の中学生や高校生のお子さんの心情を理解したいかた。
是非ともご覧ください。
『冷たい校舎の時は止まる』書評 プロローグ
辻村深月さんのデビュー作とは知らずに読み終えた『冷たい校舎の時は止まる』は、物語の設定が天候の悪さから始まり、学校の内部で起こる出来事がミステリーを思わせるスタートでした。
そして、スタートからすぐにホラーみたいな感じになり、殺人事件でもおこるのでは?と思わせながらもそうではない展開に全く先が読めない物語に驚きでしたね。
絶対に誰かが殺されるだろうと思ってたよ~
殺人事件は起こらなかったね。
殺人事件は起きませんでしたが、不可解な出来事に寒気を感じる場面もあり、ミステリー満載でした。
辻村深月さんの作品は、『ツナグ』や『ツナグ 想い人の心得』、『闇祓』などを紹介しましたが、今回紹介している作品は、どれにも属さない物語でした。
では、どんな作品なのか?少しだけあらすじをお話します。
できる限りネタバレにならないように表現しますが、それでも内容を知りたくない方は、この見出しを飛ばして下さい。
『ツナグ』や『ツナグ 想い人の心得』、『闇祓』など話にでできたので、この場でご紹介します。
合わせてご覧いただければと思います。
こちらは、『ツナグ』になります。
こちらは、『ツナグ 想い人の心得』になります。
『ツナグ』の続篇になります。
こちらは、『闇祓』になります。
『冷たい校舎の時は止まる』とは?
『冷たい校舎の時は止まる』あらすじ
大学受験を一か月後に控えたその日、一面の雪景色でした。
主人公の女の子は、いつも通りに学校に向かう途中に男子高校生を見つけ、一緒に登校しました。
校舎の中に入り、教室へいくと中には生徒が数人しかいません。
始業時間を過ぎたころには、自分を含めて八人しか登校していないことを不審に思い、担任の先生を探しに職員室へいくとそこには、誰もいませんでした。
八人中の一人の男子が家に帰るつもりで校舎の扉を開けようとしましたが、開かずにビクともしません。
自分たちの携帯電話を見ると圏外表示、ふと教室内の時計を見ると午後5時53分を指したまま止まっていました。
ほかの時計も同様に同じ時間で止まっていました。
ある女子生徒が担任の机のうえに置いてあった一枚の写真に手に取り、見ていて気づいた事がありました。
それは一人の人物がそこの写真に写っていないことでした。
その人物は学芸会のときにある出来事に関係がある人物、ここにいる八人全員がその名前の記憶がなかった事に気づいたのです。
そこから奇妙な出来事と恐怖を感じる展開が幕をあけます。
以上になります、続きは本書でご確認ください。
『冷たい校舎の時は止まる』本書と出会った言葉や漢字とは?
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で65の言葉や漢字でした。
さすがに1000ページ以上もの長編になると、出会う言葉や漢字も多くなりますね。
その中の3言葉だけご紹介いたします。
不文律(ふぶんりつ)・・・1.文章で表現されていない法。2.互いに心の中で了解し合っているきまり。
goo国語辞書より引用
既視感(きしかん)・・・ 1.一度も見たことがないのに、すでにどこかで見たことがあるように感じられること。デジャビュ。2.(1の誤用から)過去にどこかで見た覚えがあること。
goo国語辞書より引用
嬲る(なぶる)・・・1.弱い立場の者などを、おもしろ半分に苦しめたり、もてあそんだりする。2.からかってばかにする。愚弄する。3.手でもてあそぶ。いじりまわす。
goo国語辞書より引用
以上、3言葉を紹介しました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、紹介することで私たちの為にもなりますので、今後も変わらず伝えていこうと思います。
まとめ
『冷たい校舎の時は止まる』書評 エピローグ
主人公の女子高校生の名前を著者本人の名前そのものを使用するところは、なんだかドキッとさせられました。
知名度があまりない作者が名前を覚えてもらう手段としては、最適なのではと思います。
また、名前もそうですが主人公の性格や行動、高校時代の出来事をそのまま自分自身に置き換えたのでは?とも考えてしまいますが、それはどうだかわかりません。
中身の部分に一部触れますが、極度の興奮状態や緊張状態に陥った人間が自分自身がつくりあげた精神世界に身近な人を閉じ込めてしまう、そんなことが実際にあるかどうかは、わたしはあると思います。
なぜなら、人間の脳はまだまだ解明されていない事がまだまだあるからです。
そんな世界観をデビュー作で作ってしまう辻村深月さんは、鬼才だと思います。
そして、その後も面白さや感動、驚きを与えてくれる文豪の鬼才とわたしは、名づけました。
『文豪の鬼才 辻村深月』かあ~いいね!
『冷たい校舎の時は止まる』本書と出会った結果、得たものとは?
・本書と出会った結果、65個の言葉や漢字と出会い、知ることが出来ました。
・本書と出会った結果、高校時代の友達の大事さを思いだしました。
・本書と出会った結果、辻村深月さんの鬼才ぶりを垣間見ることができました。
以上になります、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
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