辻村 深月『ツナグ』を読んだ結果

4.0
小説

こんにちは、ゆみるもです

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今回のテーマは 『ツナグ』 著者 辻村 深月さん 出版社 新潮社 を読んだ結果です

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ゆみ
ゆみ

初めて読んだ、辻村 深月さんの作品です。

るも
るも

僕もこれが初めてでした。そして、感動の2文字です。

書評

はじめに辻村深月さんの作品を読んだのが、これが初めてでした。

この題名を読んで、本の中身を想像したときに思い浮かんだこと、それは親子の話で仲たがいになり、様々な展開のあと、最終的には仲直りし、お互いの手をつなぐという中身かなと勝手に想像し、読みはじめましたが想定外の展開でした。

わたしは書店で本を購入するときは、題名と表紙を見ながら、この本はこういう作品なのだろうと想定し、購入します。

その想定内容が当たる率は10割中3割程度ですが・・・今回は想像どおりと思ってましたが、見事はずれました。

その内容に少し触れてみましょう。

ゆみ
ゆみ

本書を読んでいない方や内容を知りたくない方は、この見出しを飛ばしてください。

ツナグとは

要約

既にこの世から亡くなった者とこの世に生きている者が、それぞれ一生に一度だけ会うことができる。

その仲介人が使者、つまりツナグといいます。

誰もが会うことができるという事ではなく、例えば、生きている人がこの人にもう一度会いたいと思っても、亡くなった人が会いたいと願えば、会えるが願わないと会う事ができない。

その生きている側と亡くなっている側の両方の意見を聞いて,お互いが会いたいと願えば、その段取りを行います。

そして限られた時間、一夜だけを過ごし朝を迎え、その頃には亡くなった方の姿は消えてしまう、その始終に付き添うのが、ツナグの仕事となります。

本書で出会った言葉

本書で出会った言葉や漢字などは、意味がわからない、または読めないなどを指します。

今回は、200言葉も不明な言葉や漢字がありました。

その一部を紹介します。

一笑に付す(いっしょうにふす)・・・笑って問題にしないでいる。ばかにして相手にしない

                                                   goo国語辞典より引用

逡巡(しゅんじゅん)・・・決断できないでぐずぐずすること。しりごみすること。ためらい

                                                   goo国語辞書より引用

懊悩(おうのう)・・・悩みもだえること。悩みもだえるさま

                                                   goo国語辞書より引用

以上3点ですが、紹介します。

逡巡や懊悩なんて言葉は、本書で初めて知りました。

200言葉も不明な言葉があるなんて、知らなすぎですね。

今後も読書を通じて勉強いたします。

ゆみ
ゆみ

今回も多くの言葉や漢字に触れ合うことができました。

まとめ

書評

本書は5章にわかれていますが、すべての章に多少なりとも、つながっている部分があり、そこに面白さがある作品だと思います。

展開も優しさあふれる章や悲しい章、そして登場人物に手加減のない章や亡くなった人に深い想いを抱えていて、生きてきた人の出会いを求めた章など、それぞれに深い想いが伝わりました。

また、先が読めないストーリー展開が読者をあきさせない作品となっていて、非常に面白くのめりこんでしまった本でした。

こんな人におすすめ

  • 辻村 深月さんの作品をまだ読んでいない方は、是非とも
  • タイトル名でおや?って感じた方

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映画版も販売されていました

ゆみ
ゆみ

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

るも
るも

今後もゆみるも”をよろしくお願いいたします。

ロバミミ

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