こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログを運営しております。
今回のテーマは、道尾 秀介さん 出版社 新潮文庫『向日葵の咲かない夏』本書に出会った結果です。
わたしは、道尾 秀介さんの作品は、これが初めての作品でした。
僕もこれが初めての作品でした。
『向日葵の咲かない夏』に出会った結果は?
本書をおススメなかたは?
・ちょっと、衝動的な小説をお探しのかた
・ホラー系をお探しのかた
・道尾 秀介さんの作品をまだ読んでいないかた
書評
『向日葵の咲かない夏』タイトルにある通り、なにかの影響で向日葵が咲かない状況が続き、その状況を解決するためにいろいろとトライしていき、最後は一面に向日葵を咲かせる。
このような話だろうと想像していましたが、想定外どころか、思いもよらない話でした。
なにが想定外かは、ネタバレになってしまうので、お話できませんが、本書を読んで結果的には、ダマされました。
ダマされた原因というのが、あるトリックの一種でした。
その名も”叙述トリック”と呼ばれています。
叙述トリックとは?
叙述トリック・・・推理小説の手法の一。文章の記述上の仕掛けによって、読者をわざと誤認に導くもの。一般に、記述から想像される人物像や犯人像に関する読者の先入観を欺くものが多い。
goo国語辞書より引用
これにより、想定外な驚きと恐怖を感じました。
それでは、ほんの少しですが本書に触れてみようと思います。
できる限りあいまいな表現をしようして、お伝えしますが、それでも内容を知りたくない方は、この見出しを飛ばしてください。
『向日葵の咲かない夏』とは?
要約
小学生の少年は、一学期の終業式の日に学校へ来なかったS君の家に先生に頼まれた、プリントを届けに来ました。
彼の家にたどり着き、玄関のベルを鳴らしましたが、誰も出てきません。
彼の家の庭から”キィーキィー”という音が聞こえ、近づいていくと音は、窓が開いている部屋の中から聞こえてきました。
さらに近づき、開いている窓をのぞくとそこには、信じられない光景を目の当たりにしました。
そこから始まる奇妙な出来事がたてつづけに始まっていくのでした。
続きは、本書をご覧ください。
本書で出会った言葉
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で15言葉でした。
その中の3言葉だけ紹介いたします。
如雨露(じょうろ)・・・植木などに水をやる道具。
goo国語辞書より引用
無聊(ぶりょう)・・・退屈なこと。心が楽しまないこと。気が晴れないこと。
goo国語辞書より引用
顰蹙(ひんしゅく)・・・不快に感じて顔をしかめること。まゆをひそめること。
goo国語辞書より引用
以上の3言葉を紹介しました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、如雨露と顰蹙については、あるクイズ番組の問題に出題されました。
その時は、忘れて答えることが出来ませんでした・・・
まとめ
書評
本書を読み終えると、本当に驚きと震えが止まらない状況でした。
そして、読み終えるまでダマされている事に気がつかずにいた自分、また本書を読んで、同じ状況に置かれた方、道尾秀介さんに作品にどっぷりはまり込んでいくような気がしました。
いや、もう既にどっぷりとはまり込んでます。
道尾俊介さんの作品は、いろいろと面白さや感動する作品もあるので、今後もより一層に紹介していこうと考えています。
『向日葵の咲かない夏』に出会った結果、会得したものとは?
・本書で15言葉や漢字に出会うことにより、それを会得しました。
・本書で”叙述トリック”を知り、会得できました。
以上となります。長い時間、お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
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