こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログを運営しております。
今回のテーマは、小坂 流加さん 出版社 文芸社『生きてさえいれば』本書に出会った結果です。
この作品は、ほんと悲しすぎて泣けたわ。
ほんと、僕も泣けました。
『生きてさえいれば』に出会った結果は?
本書をおススメなかたは?
・恋愛小説をお探しのかた
・小坂 流加さんの作品をまだ読んでいない方
・衝撃的な感動をお求めなかた
書評
『生きてさえいれば』の作者である小坂流加さんは、残念ながら2017年2月27日に38歳という若さで他界されていました。
そして、本作は他界されてから出版された、いわゆる遺作となっていました。
このことを知ったのは、本作を読み終えてからどんな人だったのかを調べ、わかりました。
それを知ったときは、驚きのあまり時間が経過したことすら気づかず、1時間あまりその場を動けずに涙が零れ落ち、上着にまでびっしょりになっていました。
次の日の朝、目が腫れぼったい状態だったのをよく覚えています。
ただ、ただ、次の作品を読めないことが辛いです。
それでは、本書をほんの少しだけ紹介いたします。
できる限りネタバレにならないように表現を控えて、紹介いたしますが、それでも内容を知りたくない方は、この見出しを飛ばして下さい。
『生きてさえいれば』とは?
要約
小学生で甥っ子である少年は、ある病気を患っている叔母の見舞いの為、病院へ来ていました。
その叔母が寝ているベットの横、窓辺に置かれた1枚の手紙を発見しました。
少年は、病室のベットから動けないでいる叔母の為、この手紙を届けようと決心しました。
少年がいる場所は、関東であり、手紙を渡そうとしている人物は、関西でした。
関西にたどり着いた少年は、手紙の受取人と出会うことができましたが、そこで待ち受けていた過去の回想から物語は、始まります。
本書で出会った言葉たち
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で21言葉でした。
その中の3言葉だけ紹介いたします。
煩悶(はんもん)・・・いろいろ悩み苦しむこと。苦しみもだえること。
goo国語辞書より引用
鷹揚(おうよう)・・・小さなことにこだわらずにゆったりとしているさま。おっとりして上品なさま。
goo国語辞書より引用
驕慢(きょうまん)・・・おごり高ぶって人を見下し、勝手なことをすること。
goo国語辞書より引用
以上の3言葉を紹介しました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、まだまだ紹介したい言葉もありますが、あとは、本書で出会っていただければと思います。
鷹揚に驕慢、はじめて見た言葉だった・・・
確かにね、あんまり使わないよね~
まとめ
書評
はじめは、『生きてさえいれば』の題名を頭に入れながら、本書を読んだ前半部分で”小学生がいじめに耐え切れずにその悩みを打ち上げて、生とは?死とは?を諭される話なのだろう”と勝手に想像し、読んでました。
しかしながら、その考えをくつがえすほどの展開と登場人物たちの想いやそれぞれに課せられた深い悲しみの連鎖など、圧巻でした。
そして、冒頭にも記載しましたが、一番驚かされたのがこの作品が遺作であった事。
小説内でも現実でも、『生きてさえいれば』という言葉に深く、心に突き刺さる想いでした。
本書は、色んな方たちにこの存在を知っていただけたらと思います。
『生きてさえいれば』に出会った結果、会得したものとは?
・21個も出会ったことのない言葉や漢字に出会い、会得できました。
・『生きてさえいれば』に出会い、感動を会得しました。
・ 『生きてさえいれば』に出会い、生きているという喜びを会得しました。
以上になります。お忙しい中、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
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