今回は、双葉社から2023年5月17日に販売された知念実希人さんの『ヨモツイクサ』を紹介いたします。
この作品は、初めて手掛けたホラー作品となっています。
ただのホラー作品でなく、知念さんの医療知識が盛り込んだバイオホラー作品です。
ネタバレしないように紹介していきますので、最後までご覧ください。
こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログ運営しています。
・『ヨモツイクサ』本作をネタバレせずにどんな小説なのかを少しだけ知ることができます。
・『ヨモツイクサ』本書の読みどころを知ることが出来ます。
・『ヨモツイクサ』本書を購入するかどうかの判断材料になります。
・『ヨモツイクサ』で出会う言葉や未知な漢字を一部知ることができます。
・他にも知念実希人さんのおススメしたい小説をこっそり教えます。
この時点で読みたくなったかたは、こちらからどうぞ!
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『ヨモツイクサ』こちらからどうぞ。
本書で出会った結果をお伝えします
本のタイトルでありました、『ヨモツイクサ』とはなんでしょう?
ヨモツイクサ(黄泉軍)・・・黄泉軍(よもついくさ)は、日本神話において黄泉に棲むとされる鬼達。黄泉戦とも呼ばれる。 『古事記』によると伊邪那美が伊邪那岐を捕らえるために遣わした黄泉の軍勢で、総数は1500いたが、神聖な存在である桃の実(意富加牟豆美命)を三つ投げられたことにより退却する。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用
ということであります。
タイトルから想像するのは、黄泉の国から鬼たちがいずこの地より這い出てきて人びとを襲うパターンを想像します。
けれどもそんな簡単な展開でなく、想像を超える、想像すらつかない物語となっているのが知念実希人さんの作品なのです。
ますは読んでみた感想です。
『ヨモツイクサ』読んでみた感想
読んでみた感想ですが、ホラーということに身震いを感じた部分やちょっとグロテスクな部分もあり、怖さと気味悪さを含めた小説でした。
物語の前半では、得たいの知れない物に恐怖を感じます。
詳しくは言えませんが、その不気味な存在に身震いします。
そしてさらなる恐怖が徐々に忍び寄ってくるのです。
その得体のしれない正体を知ったとき、『えっ!?』って思わず声に出てしまいました。
それほど恐怖と驚き、それに衝撃的でした。
今年一番のホラーを味わった感じです。
怖さがあり、不気味さがあり、気持ち悪さもあり、感動する部分もあり、悲しさもあり、面白さが詰まった作品でした。
こんなにもいろいろ詰まった作品をおススメな人は、どんなかたでしょうか?
『ヨモツイクサ』おススメな人
おススメな人はこちらです。
・小説を読んだくらいでは、怖さを感じないよ~というあなた。
・物語の途中で最後がなんとなくわかり、物足りなさを感じているあなた。
・知念実希人さんの小説をまだ読んだことのないあなた。
当てはまるかたは、是非ともごらんください。
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戦慄のホラー作品
では本書のあらすじを少し紹介します。
ネタバレにならないように表現しますがそれでも知りたくない方は、この見出しを飛ばして下さい。
『ヨモツイクサ』あらすじ
物語の舞台となる場所は、北海道にある市の町から車で一時間ほど移動した場所でした。
その場所はある国立公園にちかい人気もない山奥です。
周辺の山一帯を買い取ってリゾート地にする計画があり、その工事をおこなっていました。
その山奥には昔から人が入ってはいけない領域があったそうです。
町の住民もそのことが影響してか、工事の反対運動もありました。
その後ある出来事が起きたのです。
工事関係者が市外から工事現場を訪れたのは、午後11時でした。
いつもであれば、現場にあるプレハブ小屋に仲間たちが酒を飲んでいる声が聞こえてくるのですが、あたりは静かで明かりも消えていました。
そして、プレハブ小屋のなかに入ってみるとそこには散乱した食べ物や飲み物が散らばっていました。
更にその奥には、嗅いだことのない腐臭と液体がこぼれていたのです。
驚いて外に出た時、なにか得体のしれない気配を感じました。
それがこの物語のはじまりなのです。
あらすじは、ここまでにします。
知念実希人さんの他のおススメ小説
『ヨモツイクサ』のほかにもまだまだ知念実希人さんのおススメしたい小説がありますので、よろしければこちらもどうぞ。
不思議な力を持った犬や猫たちの物語
一言では言えない悲しい物語
ミステリー作品
他にも紹介したい作品はありますが、こちらの3つを紹介いたします。
『ヨモツイクサ』本書の中でであった言葉や漢字
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で16の言葉や漢字でした。
そのうちの3つを紹介します。
結紮(けっさつ)・・・糸などで結ぶこと。特に、止血などのために血管などを縛って結ぶこと。
goo国語辞書より引用
バッカルコーン・・・軟体動物クリオネの触手(口円錐)のこと
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より出典
捕食寄生(ほしょくきせい)・・・寄生生物が結果的に宿主を捕食して殺してしまう寄生。寄生バチをはじめ、多く昆虫に見られる。
goo国語辞書より引用
以上、3言葉を紹介しました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、紹介することで私たちの為にもなりますので、今後も変わらず伝えていこうと思います。
まとめ
最後になりますが、『ヨモツイクサ』の読みどころを個人的に二つ言います。
まず一つは、じわじわと迫りくる正体不明な生物です。
それが人なのか、動物なのか、果たして生き物なのか、ウィルスなのかがハッキリわからないまま物語が進んでいくところが読みどころの一つだと思います。
二つ目は、物語の終盤が近づいたときにその答えに驚くことだと思います。
この答えは恐らくほとんどの人が想像つかないと個人的に思いました。
初のホラー小説だけに驚きと面白さに感動した想いです。
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本書を読んでみたい方は、こちら。
以上になります、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
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