今回紹介しますのは、知念 実希人さん 出版社 実業之日本社『崩れる脳を抱きしめて』を紹介します。
タイトルからして病気にまつわる恋愛の物語なんだろうと想像してしまいますが、そんな単純な物語ではありませんでした。
一言では語れない物語ですので、最後までご覧ください。
こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログを運営しています。
・『崩れる脳を抱きしめて』を購入するかどうかの物差しや判断材料になります。
・『崩れる脳を抱きしめて』を読むと出会ったことのない漢字や言葉に出会えるということ。
・『崩れる脳を抱きしめて』本書がどういった物語なのか一部知ることが出来ます。
『崩れる脳を抱きしめて』本書を読んだ結果
著者の知念実希人さんは、医者でありながら小説を書いています。
ただでさえ忙しいお医者さんなのにどこにそんな時間があるのか、限られた時間を有効に活用しているのでしょう、見習いたいものです。
それでは『崩れる脳を抱きしめて』を紹介していきましょう
『崩れる脳を抱きしめて』本書に出会った感想
簡単に本の内容を言いますと恋愛小説になります。
しかもただの恋愛小説ではなく、極めて奥が深く、きめが細かい部分まで表現され、なおかつ著者の策略にまんまとだまされてしまうという驚きと面白さが詰まっています。
著者の知念実希人さんが『僕にしか書けない恋愛小説です』と本書の裏面に記載されているとおりだと思います。
医者である知念さんが事細かに医療に関連した部分を描くことにより、現実的に目の前で起きているかのような錯覚をおこすほど詳細に描かれています。
それが面白さと感動を倍増しにするのでしょう。
この魅力ある『崩れる脳を抱きしめて』をおススメな人はこちらです。
『崩れる脳を抱きしめて』おススメな人
こちらになります。
・恋愛小説だけど、ただの恋愛ではない小説をお探しのあなた
・謎が解けた時に解消されるのでなく、感動してしまう小説をお探しのあなた
・思いもよらない策略が小説の中に隠されている小説をお探しのあなた
是非とも本書をお求めください。
それではほんの少しですが、本書に触れてみようと思います。
ネタバレしないように表現しますが、それでも内容を知りたくないかたは、この見出しを飛ばして下さい。
『崩れる脳を抱きしめて』あらすじ
舞台は神奈川県にあります、富裕層向けの病院でした。
不治の病に侵された人たちが最後の日が来るまで穏やかに過ごしたいと思い、この病院を訪れます。
この病院に研修にきていた男性は、ある病に侵された女性の患者と出会うのです。
女性にはいろいろと複雑な状況があり、その影響で病院の外に外出したくても出れないという悩みがありました。
一方で研修にきていた男性にも幼いころ、離婚した父が最後に残した言葉を思い出せないという悩みとそれ関わる複雑な状況から縛られていたのです。
そして、お互いの悩みをそれぞれ解消できた時と同時に更なる悲劇へと進んでいくのでした。
病気を患いながら懸命に生きようとする女性と研修医でありながら辛い環境で育ってきた男性、二人の今後はどうなるのでしょうか?
あらすじは以上になります、この先は本書をご確認ください。
本書で出会った漢字や言葉とは
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で19の言葉や漢字でした。
そのうちの3つを紹介します。
膠芽腫(こうがしゅ)・・・神経膠腫(グリオーマ)の一種。進行が速く、脳腫瘍の中で最も悪性度が高い。中高年に多く発症する。腫瘍の増大によって頭蓋内圧が亢進 (こうしん) し、早朝に強い頭痛や吐き気が起こる。腫瘍の部位によって運動・言語・視力・記憶などに障害が現れる。手術で腫瘍を摘出した後も放射線照射・化学療法が必要となる。
goo国語辞書より引用
愉悦(ゆえつ)・・・心から喜び楽しむこと。
goo国語辞書より引用
宵闇(よいやみ)・・・1. 宵の薄暗さ。2.月の出が遅くなる、陰暦16日ごろから20日ごろまでの、宵の暗さ。また、その時刻。特に、中秋の名月を過ぎてからの宵の暗さ。
goo国語辞書より引用
以上、3言葉を紹介しました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、紹介することで私たちの為にもなりますので、今後も変わらず伝えていこうと思います。
まとめ
今回の読みどころは、2つあります。
1つは、患者である女性には悪い連中が出てくるのですがその狙いは、言えません。
その狙いのために動く悪い連中ですが、研修医の男性も巻き込まれます。
その経緯から結果まで読みどころですが、その結果からあることに気づき更なる展開に発展するところが最大の読みどころだと思います。
2つ目は、もうお気づきの方もいると思います。
本書のプロローグから登場していたのですが、まさかね~と思ってましたが読み終えて確信しました。
ある小説に登場してくる動物たちがつながっていたのです。
もう親近感がわきましたね、ここも知念実希人ファンであれば読みどころの一つだと思います。
ちなみになんのつながり?と思ったあなた、こちらの記事を読んでみればわかります。
以上になります、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします
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