こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログを運営しております。
今回のテーマは、知念 実希人さん 出版社 実業之日本社『硝子の塔の殺人』本書に出会った結果です。
知念 実希人さんの作品を紹介するのは、これが初めてですね。
この本は、最近よんだばかりだね。
『硝子の塔の殺人』に出会った結果
本書をおススメなかたは?
・本格ミステリーを読みたいかた
・推理小説がすきなかた
・知念 実希人さんの作品をまだ読んだことがないかた
書評
今回紹介する作品『硝子の塔の殺人』の著者である知念実希人さんは、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、医者でありながら小説を執筆している方です。
数々の作品があるなかで医療関連が小説のなかにたびたび登場する場面もあります。
例えば、犯人と警察が対峙したときに繰り広げられる乱闘のなかで凶器を使用し、それが体の一部を傷つけたとします。
その傷つけられた体にどのように凶器が体にどのように侵入してきて、傷をつけたかどうかを鮮明に表現するところがまるで目の前で見ているかように錯覚を起こします。
こういう部分は、個人的に面白いなと思いました。
そして、本作の『硝子の塔の殺人』というタイトルで、いままでにない意外なタイトルに驚きました。
読んでみるとさらに驚かされますが、そこしだけ本書に触れてみようと思います。
できる限りネタバレにならないように表現します。
それでも、まだ読んでいない方や内容を知りたくない方は、この見出しを飛ばして下さい。
『硝子の塔の殺人』 とは?
要約
雪深い山奥にそびえたつ『硝子の塔』と呼ばれる全面ガラス張りでできた円錐型の塔を建てた人物、それが医療関係の特許で莫大な財産をもつある人物でした。
その人物は、ミステリーマニアであり、ミステリー物の小説を書いたことがあったが、その才能がなかったものの、この硝子の塔で重大な発表をするためにあるメンバーを集めました。
その重大な発表とは?
そして、発表する前にその人物に関する事件が起きることでストーリーが幕開けします。
この続きは、本書でご確認ください。
本書で出会った言葉とは?
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で23言葉でした。
その中の3言葉だけ紹介いたします。
クローズドサークル・・・推理小説のジャンル、または舞台設定の一つ。外界との接触が断たれた状況を扱った作品を指す。英国の推理作家アガサ=クリスティの「そして誰もいなくなった」がその代表例。
goo国語辞書より引用
錚錚(そうそう)・・・1.金属や楽器の音がさえて響くさま。2.多くのものの中で特にすぐれているさま。
goo国語辞書より引用
萌芽(ほうが)・・・1.草木の芽のもえ出ること。また、その芽。めばえ。2.新しい物事が起こりはじめること。また、物事の起こるきざし。
goo国語辞書より引用
今回出会った言葉の中で、クローズドサークルと言う言葉を知り、より一層ミステリー小説の奥深さを知ることになりました。
今まで何気なく読んでいた本の中にもこのような設定があることすら知らなかったので、良い機会になりました。
まとめ
書評
皆さん読んだ方はご存じと思いますが、冒頭からいきなり衝撃な事実からスタートします。
これには、驚かされましたね。
こんな風に始まる小説もあるんだな~と思いながら、これなんていうのだろう?と調べてみました。
倒叙ミステリーと言うらしいです。
ネタバレになってしまうので詳しく説明はできませんが、ご覧になってもらえばわかります。
そして、さきほどの”出会った言葉”で紹介しました、クローズドサークルが登場します。
その状況下のなか、登場人物とのやりとりがある小説に似ているなあ~と思いました。
それが今村昌弘さんの作品で『屍人荘の殺人』という小説でした。
こちらの作品もクローズドサークルが出てきますので、のちのち紹介しようと考えています。
最後に500ページ近い小説でしたが、あっという間に読み終えてしまうほど、集中してしまいます。
最後の最後まで目が離せない展開と驚きの結末、是非ともご覧になって頂きたいと思います。
今村昌弘さんの『屍人荘の殺人』もご覧になって頂ければと思います。
2019年12月に映画化されているらしいです。
今村昌弘さんの『屍人荘の殺人』も面白かったです。
『硝子の塔の殺人』に出会った結果、会得したものとは?
・本書と出会った結果、23言葉も知ることにより会得しました。
・本書と出会った結果、ミステリー小説の奥深さを知ることができました。
・本書と出会った結果、知念実希人さんの別の一面を垣間見ることができました。
お忙しい中、お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント