こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログを運営しております。
今回のテーマは、大門 剛明さん 出版社 講談社文庫『完全無罪』本書に出会った結果です。
聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、あるドラマの始まりのセリフで”日本の刑事裁判では、起訴されたら99.9%がとなっている”というセリフ。
果たしてタイトルのように『完全無罪』とはあるのでしょうか?
あるドラマって、嵐の松潤が弁護士役のドラマね。
おっ、正解!
『完全無罪』本書と出会った結果は?
本書をおススメなかた
本書をおススメするかたは、この方たちになります。
・弁護士や警察関係で働くことを目指すかた
・最近、面白い本に出会えていないかた
・想定外な出来事や予想を超えた行動を期待しているかた
一度はご覧になってください。
書評 プロローグ
本屋さんでこのタイトル『完全無罪』を見た時、犯人あつかいされてなんだかんだで釈放され、冤罪でしたという感じの本と思ってました。
帯に”無罪は無実ではない”と書かれていたので、どういうこと?と思い、購入しました。
読み終えると、想像とは違った物語となっていて、まず驚いたのは主人公の過去の出来事についてその状況からよく立ち直ることができたなと思いました。
それと同時に立ち直ることができたきっかけもストーリー上に出てきたら、なおさら良かったのではないかと思います。
そうすればこの本をきっかけに同じ環境や状況になった方たちへの改善につながると思いますが、まずはその立ち直りに驚かされたことです。
そして、それが再び別の形で出会うことになります。
ネタバレになるので詳しいことは言えませんが、現実に考えて過去の出来事に関係した人物と出会うことがあるのかが疑問に思いますが、偶然出ない限りそれはないでしょう。
それでは、本書に少し触れてみようと思いますが、ネタバレにならないように表現しますが、それでも内容を知りたくない方は、この見出しを飛ばして下さい。
過去の出来事が主人公にとって、どんな過去なのか気になりますね。
『完全無罪』とは?
『完全無罪』あらすじ
主人公の女性は、二年前から都内の弁護士事務所で働いている二十九歳の弁護士でした。
そんな彼女のもとに一件の依頼がやってきたのです。
内容は二十一年前に香川県で発生したある殺人事件、これの再審請求でした。
この依頼の内容は、彼女自身に深く関わりがある事件でした。
そして、依頼人の犯人と刑務所に会いに行きます。
犯人である依頼人に刑務所内で接見を行った彼女は、当時の状況や事件内容を本人に聞きながら弁護士として彼の冤罪を証明しなければならないと思うのです。
果たして犯人は、無実なのか?無実なら真犯人は誰なのか?彼女の過去の出来事とは?
続きは本書でご確認ください。
『完全無罪』本書と出会った言葉や漢字とは?
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で11の言葉や漢字でした。
今回は意外に少なかったです。
その中の3言葉だけご紹介いたします。
多士済々(たしせいせい)・・・すぐれた人物が数多くいること。
goo国語辞書より引用
誣告(ぶこく)・・・故意に事実を偽って告げること。
goo国語辞書より引用
迂遠(うえん)・・・1.まわりくどいさま。また、そのため、実際の用に向かないさま。2.世の中の動きに疎いさま。
goo国語辞書より引用
以上、3言葉を紹介しました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、紹介することで私たちの為にもなりますので、今後も変わらず伝えていこうと思います。
まとめ
書評 エピローグ
結果的にどうなったか?言えませんが、たとえ冤罪として認めてもらえても世間の目には、どう映るのか疑問に思ってしまいます。
無実でも世間からグレーな目で見られてしまい、普通に生活ができるのかどうかも不安でしかたないと思います。
例えば、20年間も刑務所で過ごしてきたとしたらその後の働く先やお金は、どうなるのでしょうか?
お金に関して言いますと刑事補償法というのがあります。
これは無罪判決を受けた者への補償をする旨とその額、手続を定める日本の法律です。
どれくらいの額がいただけるか?調べてみました。
(補償の内容)第四条 抑留又は拘禁による補償においては、前条及び次条第二項に規定する場合を除いては、その日数に応じて、一日千円以上一万二千五百円以下の割合による額の補償金を交付する。懲役、禁錮若しくは拘留の執行又は拘置による補償においても、同様である。
刑事補償法 e-Gov法令検索より引用
最高額の12500円として20年間を計算すると、約9000万円となります。
刑務所で20年間過ごしてきて、これだけと思うかたもいると思いますがわたしも同感です。
こういった部分は、法の改正を迅速に行ってもらいたいと思います。
そして、無実の人が罪をかぶらないように捜査方法や犯人特定につながる技術や技能をより構築できるよにしてもらいたいと本書を読み終えて、そう感じました。
『完全無罪』本書と出会った結果、得たものとは?
・本書と出会った結果、11個の言葉や漢字に出会い、会得することができました。
・本書で出会った結果、冤罪になった人たちの人生を考えさせられました。
・本書と出会った結果、刑事補償法というものに知ることが出来ました。
以上になります、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
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