今回紹介します、伊坂幸太郎さん『クジラアタマの王様』は2019年7月に単行本として販売され、そして3年の月日が経過した2022年7月に文庫本として販売されました。
私が読んだのは単行本で2020年10月に出会いました。
それではドンドン紹介していきますので、最後までご覧ください。

こんにちは、”ゆみるも”です。

夫婦二人でブログを運営しています。
・『クジラアタマの王様』を本屋で購入するかどうかの判断材料になります。
・『クジラアタマの王様』を読むといろいろな漢字と言葉に出会えたので、その一部を知ることができます。
・『クジラアタマの王様』本書についての読みどころや面白さを一部知ることが出来ます。

『クジラアタマの王様』本書に出会った結果は?

タイトル名の『クジラアタマの王様』これどういう意味なの?と思って調べてみますとラテン語でハシビロコウの事を言います。
ハシビロコウは大型の鳥類で上の写真がそうです。
このハシビロコウがタイトル名という事でどういった物語なのでしょうか、それを見ていきましょう。
『クジラアタマの王様』本書に出会った感想
本書を読んでいる途中で驚かされた場面があります。
物語の中である感染症が広がり、みんながマスクをしたり罹患したひとを悪者にしたりと新型コロナが流行した初期の状態と似ている話がでてきます。

冒頭で2022年7月に文庫本が販売されたとお話しましたが、単行本が販売されたのは2019年7月です。
新型コロナウィルスの一人目の感染者は、2019年12月9日に中国で発見されました。
つまりこのような状況になることを予想していたのではないか?という予知的な部分に驚いたのです。
文庫本を購入されたかたは、今の状況を似せたのではないか?など勘違いを起こすかたもいると思いますが、違いますので注意してください。
このような状況を予測したのかどうかわかりませんが、伊坂幸太郎さんの凄みを感じました。
『クジラアタマの王様』本書をおススメな人
個人的な意見になりますが、本書をおススメな人はこちらです。
・読み始めてみると止まらない小説をお探しのあなた
・いったいこの先はどうなるのか?話の結末が読めない小説をお探しのあなた
・伊坂幸太郎ワールドをまだ体験したことのないあなた
該当するあなたは、是非ともご覧ください。
それではほんの少しですが、本書に触れてみようと思います。
ネタバレしないように表現しますが、それでも内容を知りたくないかたは、この見出しを飛ばして下さい。

是非ともご覧になってください。
『クジラアタマの王様』あらすじ

変な夢をみる主人公でしたが、起きるとその夢は覚えていない状態でした。
仕事はスナック菓子メーカーに勤め、新商品の担当チームに所属していました。
ある日、お客様サポートにマシュマロの中に画びょうが混入されていたというクレームの電話が入りました。
それを対応した社員の電話対応が悪かったらしく、クレームを入れた女性がSNSを使用して拡散させたのです。
それにより大きな騒動となり、以前にお客様サポート部署にいた主人公へサポート依頼がきたのです。

主人公は資料作成やマスコミの対応などに追われ、忙しい日々を過ごすことになりました。
しかし、この騒動が思わぬ方向へ動き出したのです。
それにより主人公は日常と夢のなかである変化が起きていた、いや既に起こっていたのです。

あらすじは、以上になります。続きは本書でご確認ください。
『クジラアタマの王様』本書を読んで出会った漢字や言葉

本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で8の言葉や漢字でした。
そのうちの3つを紹介します。
好事魔多し(こうじまおおし)・・・よいことにはじゃまが入りやすい。
goo国語辞書より引用
耄碌(もうろく)・・・1.年をとって頭脳や身体のはたらきがおとろえること。老いぼれること。2.武家奉公の下男。折助 (おりすけ) 。渡り中間。3.上方で、けんか、ゆすりなどをする者。
goo国語辞書より引用
胡蝶の夢(こちょうのゆめ)・・・自分と物との区別のつかない物我一体の境地、または現実と夢とが区別できないことのたとえ。
goo国語辞書より引用
以上、3言葉を紹介しました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、紹介することで私たちの為にもなりますので、今後も変わらず伝えていこうと思います。
まとめ

伊坂幸太郎さんの作品は、他の作品で登場した人物とのつながりがあったりします。
この作品は作中内のつながりでしかありませんが、辻村深月さんも他の作品と登場人物がリンクしている事で有名です。
そのつながりがあると親しみがわくと言うか、更に面白さが倍増しになります。
本作も作中内であるつながりがあったことがきっかけで初めて出会ったのに他人と思えない感覚が見どころで面白いと思います。

そしてタイトルもそうですが、登場人物の名前なども読者にはてなマークを思わせるキーワードになっていたり、調べていくとそういう意味だったのかという事もあったりと深みを感じる楽しさがあります。
今後も伊坂さんの作品を紹介していくつもりです。
夢物語が現実とつながる世界

以上になります、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。

今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします

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