こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログを運営しております。
今回のテーマは、伊坂 幸太郎さん 出版社 講談社『魔王』本書に出会った結果です。
今回は、推しの伊坂幸太郎さんです。
僕も推してます。
『魔王』に出会った結果
本書をおススメなかたは?
・ミステリーのような、ミステリーでない小説をお探しのかた
・いつもの伊坂幸太郎さんらしさでない、別の一面をお探しのかた
・政治に関心がないが、今後の未来はきになるというかた
書評
『魔王』と言えば、作曲家でありました『フランツ・シューベルト』を思いだす方もいらっしゃると思いますが、私もその一人でした。
シューベルトの曲のような登場人物『語り手・父・息子・魔王』が出てきて物語を展開していくという、パターンを想像していました。
当然のごとく物語の内容は、違ってました。
しかも、読み終えた時に『あれ、いつもの伊坂さんではないな~』と思ってしまいました。
いつものと言っても、それほど、伊坂さんの作品を多数読んだわけではありませんが、それでも本書は、違う感じがしました。
どう違うのか?をここで書いてしまったら、ネタバレとなりますので控えます。
いつもの伊坂さんと違うような気がしますが、それでも面白さは、変わりませんでした。
では、ほんの少しですが本書に触れてみようと思います。
できる限り本書の言葉を抑えながら要約いたしますが、それでも知りたくない方は、この見出しを飛ばしてください。
『魔王』とは?
要約
『魔王』は、2つの章となっており、二人の兄弟が登場、それぞれ描かれている視線が違います。
初めの章では、兄の視線で描かれています。
兄は、会社帰りに電車の中でぐうぜんにも大学時代の友人と出会いました。
その友人と話が盛り上がり、その後、友人は電車を降りました。
そのあとに奇妙な出来事と遭遇し、ある能力があるのではないか?と自分を疑いました。
その後、会社やバーテンで自分に備わった能力の確からしさを確信しました。
そして、物語は思わぬ方向へ走り出します。
2章目は、弟のお話になります。
以上、ここまでにいたします。
続きは、本書をお読みください。
本書で出会った言葉とは?
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で37言葉でした。
その中の3言葉だけ紹介いたします。
魘される(うなされる)・・・恐ろしい夢を見るなどして、眠ったまま苦しそうな声を立てる。
goo国語辞書より引用
髣髴(ほうふつ)・・・ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。ぼんやりしていること。よく似ているさま。
goo国語辞書より引用
晴朗(せいろう)・・・空が晴れ渡ってのどかなさま。
goo国語辞書より引用
以上の3言葉を紹介しました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、まだまだ紹介したい言葉もありますが、あとは、本書で出会っていただければと思います。
『魘される』なんて、たまに使うけど、漢字はわからなかったよ。
そうだね、『晴朗』は、初めて知ったしね。
まとめ
書評
伊坂幸太郎さんの作品を読んでいて、思うことがあります。
それは、主人公意外の人間がすべて敵に思えてしまう部分です。
いや、敵というより、あやしい人物と言ったほうが良いでしょう。
そして、本作には、伊坂幸太郎さんからのメッセージとも思える部分があります。
読者に訴えかけているのか?それとも、本作内での訴えかけなのか?
とらえ方は、人それぞれだと思いますが、そこが一番気になりました。
このあと、本作に続く続編『モダンタイムス』があります。
『魔王』から50年後のお話だそうです。
『魔王』の続きなので、こちらも読んでみたいと思います。
本書を一言で表すと
”魔王とは、誰だったのか?”
『魔王』と出会った結果、会得したものとは?
・『魔王』のおかげで37言葉も出会い、会得できました。
・『魔王』に出会い、いつもと違う伊坂幸太郎さんの作品を知ることができました。
お忙しいところ、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後とも”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
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