今回ご紹介するのは、知念実希人 出版社双葉社『ムゲンのi』です。
こちらは2022年2月に文庫本として販売されました。
上巻・下巻にわかれていて合わせて700ページもある長編ミステリーとなっています。
是非ともあなたに素敵な小説の出会いとなるために最後までごらんください。
こんにちは、”ゆみるも”です
夫婦二人でブログ運営しています。
・『ムゲンのi』店頭に並ぶ本書を購入するかどうかの判断材料になります。
・『ムゲンのi』本書を読むといろいろな言葉や漢字と出会えることを知ります。
・知念実希人さんの他の作品もかならず気になります。
『ムゲンのi』本書を読んだ感想
上下巻で700ページ以上の長編のミステリー、そのなかで犯人像が上巻でこの人物ではないか?と想像した結果、とんだ間違いでした。
さらに意外な人物もその魔の手にかかっていた衝撃の事実を知らされたときの驚きに身震いしました。
そのたくみな叙述トリックにあなたもダマされて驚き、身震いするでしょう。
叙述トリック・・・推理小説の手法の一。文章の記述上の仕掛けによって、読者をわざと誤認に導くもの。一般に、記述から想像される人物像や犯人像に関する読者の先入観を欺くものが多い。
goo国語辞書より引用
700ページ以上ある長編ミステリーですが、時間が経過するのが短く感じるほど集中して読んでしまう作りになっています。
読み進めていくと感情がイライラする場面もありますが、最後はすっきりと解消されていくのと同時に家族のありがたさを感じるそんな作品です。
それではほんの少しですが本書にふれてみようと思います。
できる限りネタバレしなように表現いたしますが、それでも内容を知りたくないかたは、この見出しを飛ばして下さい。
『ムゲンのi』あらすじ
ある病院のベットの中で少女はすでに40日間も眠り続けている状態でした。
彼女が患っている病気は、突発性嗜眠症候群またの名をイレスと言われています。
どういう病気なのかと言うと夜中に普通に眠り朝になっても目覚めることなく眠った状態という奇病なのです。
この奇病は世界でも400例ほどしかなく治療法もできていないまさに奇病でした。
さらにその病院にはイレスに罹ってしまった人がいる4人もいます。
患者が4人だけでも異常なのになんと発症した日にちまで同じ日という不可思議な事態なのです。
その4人の内3人の患者を担当するのが、主人公である女性でした。
このイレスに立ち向かう為に女性は、病気の謎や4人が同時に発症した原因を探っていきます。
そして真相に近づいていくほどある出来事に・・・
この続きは本書でご確認ください。
本書で出会った言葉や漢字とは
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で21の言葉や漢字でした。
そのうちの3つを紹介します。
視野狭窄(しやきょうさく)・・・視野が縁のほうから、あるいは不規則に欠けて狭くなる状態。緑内障、網膜剥離などで見られる。
goo国語辞書より引用
嬲る(なぶる)・・・1.弱い立場の者などを、おもしろ半分に苦しめたり、もてあそんだりする。2.からかってばかにする。愚弄する。3.手でもてあそぶ。いじりまわす。
goo国語辞書より引用
跋扈(ばっこ)・・・魚がかごを越えて跳ねること。転じて、ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。
goo国語辞書より引用
以上で21の言葉や漢字のなかから3つをご紹介しました。
なかでも男と男の間に女がはいることで嬲る(なぶる)という言葉になるとは、言葉や漢字って不思議ですね。
今後も変わらずに小説のなかで知った言葉や漢字は紹介していこうと思います。
まとめ
知念実希人さんの作品を読んだことがある貴方は、ちょっとあの作品に似ていると思うかもしれません。
それが『優しい死神の飼い方』です。
まだ読んでことがないあなたは、こちらでネタバレしないように紹介してますのでご覧ください。
それとプラスしてファンタジーのようでミステリーを含んだ作品となっています。
冒頭でも書きましたが、ミステリーの中でイライラしてしまったり驚かされることもあったり、そして最後は家族愛に感動するという面白さでした。
知念実希人さんの作品の中でベスト3に入る作品の一つです。
以上になります、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします
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