今回ご紹介するのは、知念 実希人さんの『黒猫の小夜曲』光文社文庫になります。
本作はシリーズ化となっており、第二作目です。
登場人物を言ってしまいますと『死神』が主人公です。
こんにちは、”ゆみるも”です。
夫婦二人でブログ運営しています。
・『黒猫の小夜曲』を購入するかどうかの判断材料になります。
・『黒猫の小夜曲』を読んで得られる言葉や漢字がわかります。
・『黒猫の小夜曲』どういう物語なのかほんの少しわかります。
『黒猫の小夜曲』と出会った感想
死神シリーズの二作目となっています本作は、タイトルにもあるとおり主人公の黒猫は死神です。
死神というとあまり良いイメージが沸きませんが、本作も前作もコミカルやサスペンスなどを盛り込んだ作品となっています。
二作目なので一作目を読んでいないというあなたも二作目でも全然たのしめて読めます。
欲を言うと前作を読んでからほうがより一層に楽しめると思いますので、参考にこちらを載せておきます。
『黒猫の小夜曲』それぞれの章で伏線をまきちらし、最後には回収するという物語だったのでそれが一つにつながるとは、先の展開を想像させないストーリーが面白いです。
小説の中に例えば『ああ、これ犯人この人でしょう』とか『最後はこうなるパターンかな』など先の展開が読めてしまう小説もありますが、知念実希人さんは違います。
知念実希人さんの作品は最後まで読まないと結果がわからない描き方が魅力の一つだと思います。
それでは、ほんの少しですが本書をご紹介しましょう。
できる限りネタバレにならないように表現しますが、それでも内容を知りたくないかたは、この見出しを飛ばして下さい。
『黒猫の小夜曲』あらすじ
地上に降りてきた天使なのか、それとも悪魔なのかわからない霊的な存在である彼はネコの姿を借りて地上に降りてきました。
彼はなぜ地上におりてきたのでしょうか?
それは地上にとどまっている霊たちを我が主さまのもとへ行くように説得する使命をあたえられたからです。
彼が地上に降りてくる際、カラスの巣を壊してしまい彼らの攻撃を受けるはめになります。
カラスの攻撃から助けてくれたのが魂でさまよう地縛霊でした。
助けてくれた地縛霊にそれぞれ経緯を話し、最近自分たちの周辺で地縛霊が増えてきているという謎を彼と地縛霊と共に解き明かしていくストーリーです。
あらすじは以上になります、この続きは本書でご確認ください。
『黒猫の小夜曲』本書で出会った言葉や漢字とは
本書で出会った言葉をこの場を借りて、紹介しています。
出会ったというより、わからない言葉や読めない漢字などを調べて、ノートに記録しています。
ノートに記録しているだけでは、身につかないと考え、この場で紹介することにより、身につくと考えています。
本書で出会った言葉は、全部で13の言葉や漢字でした。
そのうちの3つを紹介します。
メメント・モリ・・・ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘るな」「死を忘ることなかれ」という意味の警句。芸術作品のモチーフとして広く使われる。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
全身性エリテマトーデス・・・なんらかの原因によって種々の自己抗体を産生し、それによる全身性の炎症性臓器障害を起こす自己免疫疾患で膠原病の一つ。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 』より引用
膠原病(こうげんびょう)・・・人体の結合組織中の膠原線維 (こうげんせんい) に特殊な変性の認められる一群の病気の総称。リウマチ熱・慢性関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・全身性硬化症・皮膚筋炎・多発性動脈炎など。自己免疫が原因と考えられている。1942年、米国の医師クレンペラーが命名。
goo国語辞書より引用
以上こちらの3言葉を紹介します。
今回は医学的な言葉が多かったです。
医療関係の方たち以外の人は、あまり知られていない言葉かもしれませんね。
今後もどんどん紹介いたしますね。
まとめ
冒頭で述べましたが本書は死神シリーズ化されているということ、なんと7年ぶりとなる第3弾が2022年5月25日に全国販売されました。
わたしは既に購入して現在読んでいる最中であります。
近々この場をお借りして紹介いたします。
本書の感想をまとめますとストーリー性が違うのに犯人像をまるで匂わせない進行とある人物が登場することで親近感がわき面白さを倍増してくれた作品でした。
欲望と無念は表裏一体
以上になります、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。
今後も”ゆみるも”をよろしくお願いいたします。
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コメント
おっちーです、ゆみるもさんこんにちは(^^)
死神さんの話なんですねー。
すっごい面白そう!
今度読んでみようかな。
ではまた遊びにきまーす(^^)/
おっちーさん、ありがとうございます。知念実希人さんの作品の中でおススメのシリーズと思います、機会があれば是非とも読んでください。ありがとうございます。